Daybreakの親会社であるEnad Global 7は今週、2023年第3四半期決算報告書を発表しました。全体として、同社は前年同期比で16.7%の増収を達成しましたが、その主な要因は「My Singing Monsters」をはじめとする複数のゲームでした。
しかし、Daybreakは、通常同社だけでEG7収益の半分以上を担っているにもかかわらず、今四半期は収益がわずかに落ち込んでいます。「Daybreakの今期および通年の業績が約15%軟化したのは、DC Universe Online(DCUO)とThe Lord of the Rings Online(LOTRO)の両方が、コロナ禍のレベルからさらに下がったためです」と同社は認めています。
もちろん、「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」が先週2023年の拡張パックを開始したばかりで、来四半期にカウントされるため、これはまったく予想外というわけではありません。同様に、「エバークエスト」と「エバークエストII」も年内に年次拡張パックを発売する予定です。EG7は、「DCUOが最新世代のコンソールで利用可能になり、LOTROの最新拡張パックから予測されるトラクションを見るにつれて、トレンドが安定し、反転することを期待しています」と、特に懸念していない様子です。実際、別のスライドでは、これまでのLOTROの拡張パックのリリース(EverQuestやMagic Onlineも同様)について、「堅調な業績」と特に言及しています。
前回も述べたように、DaybreakはCold Ironの次回作を販売する予定ですが、メジャータイトルのシューティングゲーム以上のものが何なのか、まだ正確には分かっていません。
9月に発表したとおり、Daybreakは、2025年にリリースを予定している世界的な大型タイトルをベースにしたCold Iron Studioの新作マルチプレイヤーアクションシューティングゲームの全世界における独占販売権を獲得しました。この契約は、中堅市場のゲーム販売分野に焦点を当てたグループの成長戦略更新の第一歩となります。
Daybrak CEO代理のジ・ハム氏はまた、9月に行われた長期戦略発表会(「エバークエスト3」を予告した発表会)に続き、EG7は「2023年と2024年に約72億円の投資を中堅ゲームの販売事業に対して行います」と述べ、特に「既存の熱狂的なコアユーザーを持つ既存のゲーム製品に基づく」ゲームを中心に、長期的な成長に重点を移していることを改めて強調しました。