昨日、DaybreakがスウェーデンのEG7に3億ドル(313億円)で売却されたことが明らかになったことを受けて、Daybreakの各スタジオの上長たちがコミュニティにメッセージを投稿しています。
Dimensional InkのDC Universe OnlineのシニアプロデューサーLandon Fallsさんは、「今回の変更はDCUOの開発やスタッフにほとんど影響を与えることはありません。」とファンの間で明言しました。「Dimensional Inkとしての独立性は変わらず、ゲームの計画にも変更はありません」とのことです。「先を見据えると、EG7による買収に伴う追加支援によって、今後10年間の冒険が過去10年間と同じぐらい大胆で爽快なものにしてくれることを期待しています。」と述べました。
Rogue Planet Gamesの責任者Andy Sitesさんは、PlanetSide 2のプレイヤーに向けて以下のメッセージを発信しました。
今回の発表は、スタジオとして、そしてPlanetSideの世界全体にとって長期的な資金を提供してくれることになり、非常に興奮しています。Rogue Planet Gamesは「PlanetSide 2」とこの製品シリーズのビジョンホルダーであり続けるでしょう。今日の発表はそれを変えるものではありません。新年に向けて、もっとたくさんのことをお伝えできると思いますが、今日はPlanetSide 2に対する開発チームのお約束が揺るぎないものであることをみんなに再確認していただきたいと思います。
「エバークエスト」と「エバークエストII」のプレイヤーに向けては、Darkpaw Gamesの責任者であるJennifer Chanさんからも同様の発表が出ています。「今月の拡張パックの発売日については、何も変わることはありませんのでご安心ください。「クローズ・オブ・ヴィーシャン(CoV)」は12/8(火)、「レイン・オブ・シャドウズ(RoS)」は1週間後の12/15(火)に発売されます。ノーラスの物語に新たに登場するこれらの作品をお届けできることに興奮しています。」と述べました。注目すべきことにChanさんは既存タイトルの将来と、EQシリーズの次なる大作についてもほのめかしています。
スタジオとしては、すでにお気づきかもしれませんが、最近、再投資プロジェクト(次期プロジェクト)のサポートとして、いくつかのスタッフ採用を行っています。その詳細についてはまだお話しする準備ができていませんが、これは「EverQuest」と「EverQuest II」のライブオペレーションをサポートするためのものです。具体的には、EG7に買収されたことで、EverQuestとEverQuest 2の開発を継続する能力が向上し、ブランドとしてのEverQuestへの継続的な投資にさらに拍車がかかります。
また、事実上Daybreakが買収済みだったことが明らかになったStanding Stone Gamesは、「Lord of the Rings Online(LOTRO)」と「Dungeons and Dragons Online(DDO)」のプレイヤーに向けて声明を発表しています。「弊社はこのような素晴らしいコラボレーションの一員になることに興奮しています。」とSSGのRob Ciccoliniさんは投稿しました。「今回の買収は、ダンジョンズ&ドラゴンズオンライン、ロード・オブ・ザ・リング・オンラインの開発やStanding Stone Gamesの運営に影響を与えることはないということをプレイヤーの皆様にお知らせいたします。弊社の開発チームは、数ヶ月後、数年後のゲームに新しいエキサイティングなコンテンツをお届けするために、いつものように一生懸命働いています。今年はプレイヤーの皆様からのご支援に励まされ、2021年以降の計画を立てています。年明けには、より前向きなプロデューサーレターをお届けしますが、そこではGundabadや次のクラスについてお話しさせていただく予定です。」と述べました。
▲EG7が投資家向けに公開したプレゼンテーションの13ページ目。わざわざ1ページを作って3製品を並べている。EG7が欲しかったのはこの3製品ではないか?と言われている…。
▲EG7が公開したプレゼンテーションの16ページ目。「EverQuest II」はDaybreakの中で売上4位、利益最下位だったことが判明