スウェーデンの大手ゲーム会社EG7は今週、年次報告書を発表しました。DaybreakのMMORPGに関心を持ち、四半期ごとに発表される投資家向け報告書を読み込んでいる我々変人にとっては、目新しい情報はあまりありませんが、それでも特筆すべき豆知識はいくつかありました。
EG7は、Big Blue Bubbleの「My Singing Monsters」がまだとんでもない額を稼いでいること、AntiMatter Gamesを営業終了したこと、過去2年間に12回のサイバー攻撃を受けたこと、人員配置は男性が多いこと、Jason Epstein氏がまだ会長であること、株価はあまり良い年ではなかったこと、Daybreakは社員が264名である(しかいない)ことを繰り返し述べています。
待って、何だって? そうです。報告書の4ページ目には、EG7の各開発会社の人数が記された表が掲載されています。この表のおかげで、Daybreakの社員数は204人、Standing Stoneの社員数は60人であることがわかりました。
ここで注目すべきは、そのうちの27人がRogue Planetで働いているとされていることです。オーケー、余談ですが、EG7は「Rouge Planet」と誤植しています。この国際的な企業メモの中で唯一の誤植とは思えませんが、とにかく鼻で笑われるタイプミスです。というのも、Daybreakは今年初めに「PlanetSide」の著作権を売却した後、「PlanetSide 2」の開発をToadmanに移したからです。また、EG7は「PlanetSide 2」をDaybreakの製品リストに掲載していますが、これは2023年の大半はそうであったと思いますが、このメモが発表された今は確かにそうではありません。そして、「H1Z1」があたかも継続しているかのように、生涯プレイヤー数4,000万人を喧伝する「H1Z1」の悲しいエントリーがあります。※「H1Z1」はサービス終了済。
CEOのJi Ham氏は、「Daybreakの挫折にもかかわらず、(EG7の)総合的な業績を考えると、今年も記録的な成長を遂げました」と評価しています。「今年は、Big Blue Bubbleが一時的にDaybreakを抜き、利益貢献の主役に躍り出るという顕著な変化がありました」とも述べています。「My Singing Monstersの大ヒットとの厳しい比較に直面し、Daybreakのいくつかのタイトルは、主にコンテンツのリリースの遅れにより、予想を下回る業績となりました。その結果、Daybreakの通期業績は前年比9.3%減となりました」とのことです。
以前にも取り上げたように、Ji Ham氏は第4四半期の投資家向け報告書で、「DC Universe Online」のPS5版のリリースが遅れていることがその主な原因だと述べています。