Activision Blizzardと中国のパブリッシャー(NetEase)は、両者の意見の相違により、未発表のモバイル向け「World of Warcraft」を開発中止したと報じられています。
Bloombergが報じたように、内部的には「Neptune」と呼ばれ、3年間開発されていたこの未発表プロジェクトは、既存のWoWを直接活用したものではなく、同じ世界観で異なる時代を舞台にしたMMORPGのスピンオフ作品であったということです。
しかし、このプロジェクトはすでに長期に渡って開発されていたにもかかわらず、NetEaseは、Activision Blizzardとの「金銭的条件についての」意見の相違により、100人以上の開発者からなるチームをすでに解散させたと言われています。
モバイル版「World of Warcraft」は公式には発表されていませんが、物議を醸したActivision Blizzardの社長(Bobby Kotick氏)は2021年に、同社が「複数のモバイル向け+基本プレイ無料」のWoWを開発中であることを認めていました。
本日発表されたWoWのモバイル版開発中止のニュースは、World of Warcraftやその他多くのBlizzardのコンテンツを中国でパブリッシングしているNetEaseと、両社が最近無料プレイの「Diablo Immortal」で大きな成功を収めたものの、現在進行中の提携に不安を投げかけそうです。