スウェーデンのゲーム会社Enad Global 7によるDaybreakの買収は、2020年で最大のMMOストーリーの1つであり、かつてSOEとして愛されたスタジオに対して、プレイヤーからは期待の声が溢れていました。読者の方であれば、EG7がDaybreakの弱点を補強するためにすぐに仕事に取り掛かり、ゲームに関する情報やデータを公開して投資家に呼び掛けたことを思い出すでしょう。EG7のRobin Flodin氏は、1ヶ月ほど前にDaybreakコミュニティに語りかけ、MMORPGへのサポートを約束し、さらにはH1Z1とJust Surviveの再リリースに向けた取り組みを示唆しました。
今週の投資家向け報告書によると、これまでのところ、Daybreak買収はEG7にとって良い結果をもたらしているようです。同社は112%の成長率で過去最高の四半期を記録しました。次の四半期はさらに2社の買収を実現するため、大きな成果が期待できそうです。
もちろん、みんなが知りたいのは、MMORPGの新情報です。どうやらEG7は、Innovaの買収で獲得したばかりの4Gameプラットフォームに、DaybreakのすべてのMMORPGをバンドルすることを決定したようです。まさに、古いMMORPGのための新しいプラットフォームを探していたのです。「EG7は、従来の配信プラットフォームがもたらす中間損益を減らすために、自社の製品を4Gameに追加することを計画しています」と中間報告書は述べています。このリストには、EverQuest、PlanetSide 2、DC Universe Online、Lord of the Rings Online、H1Z1、Mechwarrior Onlineが含まれています。
▲リネージュII、アイオンと同じ配信プラットホームにEverQuestが追加?!
また、同社のリストに掲載されている「未発表のAAA-MMO」にも注目してみましょう。Daybreakが率いるDC Universe Onlineの開発元(Dimension Ink)で制作されているJack Emmert氏の作品ではないかと推測されていますが、どうでしょうか。発表会の動画では、Robin Flodin氏が「(未発表の新作は)世界で最も偉大なブランドのひとつに入るでしょう」と語っています。
▲近日発売予定の新作にDaybreak開発の「未発表MMO」があるらしい?