昨日、スウェーデンのゲーム会社EG7がDaybreakを買収すると発表してから、MMO界隈のツイッターが大炎上しています。これは、EG7が投資家に対してDaybreakに関する膨大な情報を提供し始めたからです。では、プレゼンテーションの中で最も興味深い部分を掘り下げてみよう!
12月1日付でDaybreakのJack EmmertさんがStanding Stone Games(以下SSG)の社長に就任しました。Emmertさんが「DC Universe Online」と別の未発表のMMOを開発しているDimensional Inkのトップリーダーであることは知られていましたが、少なくともSSGとそのタイトルである「Lord of the Rings Online」と「Dungeons and Dragons Online」の名目上の責任者でもあることが判明しました。昨日、EG7はDaybreakがSSGとそのライセンス(著作権)を所有していることを認めました。ゲーマーは薄々気づいているようでしたが、確かなことは分かりませんでした(Daybreakは口が堅いことで有名なので)。EG7の発表によると、DaybreakによるSSGの買収は2016年に実施されたとされており、当時DaybreakはSSGのゲームの運営に乗り出しただけ…と思われていました。
もう1点、「エバークエスト」は「エバークエストII」よりも収益が大きいことも明らかになりました。「エバークエスト」関連の著作物は、これまでに約10億ドルを稼いでいると言われていますが、去年の収益を見ると、「エバークエスト」が1150万ドル、「エバークエストII」が650万ドルとなっています。EQ1では課金ユーザーが66,000人、アクティブユーザーが82,000人でしたが、EQ2では課金ユーザーが21,000人、アクティブユーザーが29,000人となっています。そう、EQ2よりもEQ1のほうが規模が大きく、ほとんどのプレイヤーが課金していることが判明しました。
「DC Universe Online」(以下DCUO)は、Daybreakの最大の稼ぎ頭です。長い間「このゲーム売れてんの?」と疑っていましたが、これも明らかになりました。DCUOのアクティブユーザーは419,000人です。面白いことに、課金プレイヤーはそのうちの10%しかいません。「エバークエスト」の製品シリーズとは大きく異なっています。これは「DCUO」が家庭用ゲーム機で成功しているという事実に起因していると推測されます。今年は2,600万ドル以上の売上を上げています。