年末のビンゴ大会に当たったのは誰でしょうか? どうやらDaybreakがまた買収されたようです。
今回ビンゴカードでアツアツポテトを引いた会社は、EG7 Globalです。最近、「Mechwarrior Online」を運営しているPiranha Gamesを買収したニュースが思い出されます。 プレスリリースによると、Daybreakの買収額は3億ドル(約313億円)とのことです。
DaybreakのエグゼクティブチェアマンであるJason Epsteinさんはプレスリリースの中で、「Daybreakの開発チームとプレイヤーを代表して、EG7ファミリーの一員になれたことを嬉しく思います。また、素晴らしいコミュニティのために素晴らしいゲームを作りたいという弊社の情熱をさらに増幅させることができるでしょう。弊社はEG7のチームと緊密に協力して、世界中のプレイヤーに素晴らしい体験を提供し続けることを楽しみにしています」と述べています。
MMORPGプレイヤーであれば、ここ数年のDaybreakの歴史を思い出す必要はないでしょう。2015年、ソニーはSOEを売却し、その時点でDaybreakとして再スタートし、EverQuestシリーズ、PlanetSideシリーズ、H1Z1シリーズ、DC Universe OnlineなどのMMORPGを展開していました。その後数年の間に、当時待望されていたEverQuest Nextの開発中止、複数のタイトルのサービス終了、数回の大規模なリストラ、Player Studioの閉鎖、John Smedley社長の離脱、NantGとの不可解な投資関係、esportsの財務スキャンダルなどがありました。そういえば、Daybreakが2015年から親会社であると言っていたColumbus Novaが実際には親会社ではなかったことが誤って明らかになってしまい、これは2018年の最大の話題になりました。
今年の初め、同社は各製品をサブスタジオ(子会社)に分割し、多くのゲーマーはこれを「売却の前触れだ」と考えていました。また、同社は最近Cold Iron Studiosと今後発売予定のエイリアンシリーズの製品を買収していました。
ちなみに、ここ数年の悩みだったのは、DaybreakがStanding Stone GamesとそのMMOである「Lord of the Rings Online」「Dungeons and Dragons Online」を保有しているのか、それとも単にゲームを運営しているだけなのか、誰にもわからなかったことです。EG7の記者会見では、これらのゲームとIPライセンス(著作権)を保有していることを認めるとともに、プレイヤー数と収益を明らかにしています。