遡ること3月、Daybreakはその長期にわたる「プレイヤースタジオ」のために専任の新しいプロデューサーを任命しました ――「プレイヤースタジオ」とは、プレイヤー自身がゲームのコンテンツ(アイテム)を制作し、DaybreakのMMOに登録できるシステムです。2018年の「Daybreak大量リストラ事件」の後、このシステムは消滅の危機に瀕していましたが、Nick Silvaさんは「もっと幅広いカテゴリともっと合理化したプロセスにする目的で、プレイヤースタジオ全体の作り直しを検討中」と説明しました。これがうまくいけば、プレイヤースタジオは「もう一度、職人さんたちが新しいシステムに参加できるようになるでしょう」と述べました。
しかし、これは叶いませんでした。MMO Falloutが報じた通り、Daybreakは(少なくともEverQuestシリーズにおいては)先月、プレイヤースタジオを静かに閉鎖しました。プレイヤースタジオが使えるのは、現状ではPlanetSide 2のみになっています。この件について公式の発表はなく、公式フォーラムでは悲報としてプレイヤーが伝えるのみになっていました。
現状から判断して「Daybreakがヤバイらしい」と書くことは過言ではないでしょう。2018年には2回の大量リストラ、Columbus Novaとの不可解な融資契約、「H1Z1:Just Survive」のサービス終了、「H1Z1」のe-sports参入発言で炎上、2019年には期待作(PlanetSide Arena)の発売延期がありました。今年、この会社から発表された中で良かったモノと言えば、DC Universe OnlineのNintendo Switch版の発売決定くらいです(メディアからは驚くほどスルーされていましたが)。そして昨日、この会社が2つの商標を申請していることが明らかになり、人気のMMO製品シリーズを2つの会社にスピンオフするのではないかと推測されています。PlanetSide Arenaは発売日が今夏にリセットされているので、今年の夏はどうなるのか、ぜひ次の発表に注目してください。